野鳥三者三様に活写 めんこい美術館で3人展【奥州】
野鳥を撮り続けている男性3人による写真展「輝く季節の野鳥たち」は、奥州市水沢佐倉河のめんこい美術館で開かれている。自然の中で生きるありのままの姿を三者三様の審美眼で活写した41点を展示。入場無料。9日まで。
同館で野鳥の写真展を10年余りにわたって年1回ほど開いてきた同市水沢姉体町の原子内貢さん(81)が、親交が深い久慈市の村上悦夫さん(72)と宮城県気仙沼市の藤田則文さん(69)に呼び掛け、初めて3人で開いた。
出品数は原子内さん14点、村上さん11点、藤田さん15点。作為的な撮影を避けて、加工処理しないというスタンスが3人に共通しているという。
県内外へ撮影に出掛けて、四季折々の自然の中でカワセミやミサゴ、イヌワシ、メジロ、フクロウなどのさまざまな営みを撮影した作品が並んだ。
原子内さんは「全紙サイズの作品もあり、野鳥の生態を熟知し、確かな撮影技術を持った2人のおかげで、高いレベルの写真展になった」と3人展の実現を喜び、多くの来場を呼び掛けている。
火曜休館。開場時間は午前9時から午後5時(最終日4時)まで。