北上・西和賀
音楽フェス沸く 県内外アーティスト集結【北上】
音楽を中心とする野外イベント「＋Ｖｉｌｌａｇｅ（プラスビレッジ）２０２３―結ぶ灯（あかり）―」（実行委主催）は２１、２２の両日、北上市稲瀬町のザ・キャンパストロイカの森で開かれた。県内外から１９組が出演し、華やかにライブを展開。飲食ブースや各種体験コーナーもあり、盛り上がりを見せた。
２１日は前夜祭、２２日は本祭を実施。大自然に囲まれたステージで県内外のアーティストがオリジナル曲やカバー曲を思い思いに演奏し、声高らかに歌い上げた。
花巻市石鳥谷町のシンガー・ソングライター石川愛彩さん（２４）は「関係者の盛り上げようという気持ちが伝わり、気持ちよく歌うことができた」と満足そうに話した。
キッチンカーなど飲食系も出店し秋の味覚を提供したほかサウナ、ヨガ、キッドビクスなどの体験コーナーもあり、来場者が満喫。夜は竹あかりの点灯、芝生に映像を投影するプロジェクションマッピングも行った。
同施設で大規模な音楽イベントは初。同施設を運営し、会場提供者として協力した近藤設備（本社西和賀町沢内）の近藤正彦社長（５４）は「地方と都市をつなぐイベントで、さまざまな方々やアーティストに来ていただき楽しかった。今後も官も民も関係なく新しいことができれば」と語った。
今回は２０、３０代を中心とする全国各地の２０人の実行委員が結束し、初めて実現。全体統括する髙橋堅太さん（３３）＝花巻市石鳥谷町＝は「全国から共感があり、周りの方々も協力してくれた。『音楽フェスを開いてありがとう』との声もありうれしい。来年も開催し、サポーターと共に全国でも展開していきたい」と話していた。
