一関・平泉

いわて瞬感 ミズキ飾りで帰省客歓迎 JR平泉駅

JR平泉駅の改札口前にミズキ飾りを取り付ける平泉地区東日本鉄道OB会員

 新年まであと10日に迫った21日、平泉町のJR平泉駅改札口前に小正月の風習となるミズキ飾りがお目見えした。年末に帰省する人たちや初詣での参拝客を温かく迎えようと平泉地区東日本鉄道OB会が30年以上前から続けているもので、小正月当日の2024年1月15日まで展示される。

 飾り付け作業には会員11人と家族をはじめ平泉観光協会や町、駅員ら20人余りが参加。会員が刈り取ってきた長さ4メートル以上あるミズキの枝に赤や黄、緑に色付けしたつきたての餅を巻き付け、枝先に宝船や米俵、だるまなどをかたどった縁起物の飾りのほか「家内安全」「幸せな一年になりますように」などの願いが記された絵馬を結び付けた。

 駅の改札と入り口の間に天井からつり下げられた華やかなミズキ飾りに同OB会の三浦忠昭会長(78)は「平泉の玄関でもある駅に降り立った人たちに、少しでも楽しい気持ちになってほしいと願いながら今年も飾り付けた。世知辛い世の中だが、来年はみんなが幸せに楽しく過ごせる1年になってほしい」と語った。

地域の記事をもっと読む

一関・平泉
2025年6月29日付
一関・平泉
2025年6月29日付
一関・平泉
2025年6月29日付
一関・平泉
2025年6月29日付