北上・西和賀

石川・能登の現状 帰任職員が報告 北上市、新たに1人派遣

八重樫市長(右)に帰任報告する白土さん(中央)と出発へ決意を示す髙橋さん

 能登半島地震の被災地に応急対策職員として北上市から派遣された都市計画課主任の白土椋さん(31)の帰任報告と、新たに派遣される資産経営課営繕係長の髙橋貴敬さん(48)の出発式は20日、市役所で行われた。白土さんは「まだまだ支援が必要だ」と八重樫浩文市長に報告し、髙橋さんは被災地での業務遂行へ決意を示した。

 白土さんは9~16日、県職員や県内他自治体職員と共に石川県能登町で、罹災(りさい)証明書発行のため住家被害認定調査に従事した。「550棟調査したが、建物全体が崩れ落ちたり、傾いた家も多く想像以上だった。土砂崩れの倒木や地割れ、段差もすごく、金沢市から渋滞で6時間かかった。水道も全体的に復旧していない」と報告し、「住民からは『わざわざ遠くから来てくれてありがとう』と言われた。復旧が追いついておらず、まだまだ支援が必要だ」と語った。

 髙橋さんは、21日から28日まで同町に派遣され、公費解体申請などの受け付け業務に当たる。「住民の方々と申請だけではなく、いろいろな話をしたい。可能な限り外に出て、建築技師として被害状況を目で確認してきたい」と述べた。

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