花巻東 甲子園 盛岡大附破り2年連続 夏の高校野球岩手大会
第106回全国高校野球選手権岩手大会(県高野連など主催)は25日、盛岡市のきたぎんボールパークで決勝が行われ、春の東北王者で第1シードの花巻東が、第2シードの盛岡大附を4―3で下し、2年連続12度目の夏の甲子園出場を決めた。【7、13面に関連】
花巻東が盛岡大附と決勝で対戦するのは2021年の第103回大会以来3年ぶりで、その際には苦杯を喫していたことから、ナインは雪辱を期して試合に臨んだ。
小雨が降る中、花巻東の左腕葛西陸(3年)、盛岡大附の右腕若林真大(2年)の両先発が序盤から息詰まる投手戦を展開したが、花巻東は五回に8番葛西の右中間を破る三塁打から2死三塁とすると、1番簗田蒼汰(3年)の中前適時打で先制した。七回に同点とされたが、直後の八回に2死一塁から葛西を救援した田﨑晴大(3年)の右越え三塁打で勝ち越した。九回にも4番古城大翔(1年)の適時内野安打と押し出し四球で2点を追加して駄目を押した。
先発した葛西は再三走者を出しながらも緩急を付けた投球で要所を締め、七回途中まで1失点でしのいだ。救援した田﨑も九回の盛岡大附の反撃を2点に抑えて逃げ切った。
県勢の夏の甲子園出場回数はこれまで花巻東と盛岡大附が並んでいたが、今回の優勝で花巻東が12度目と単独トップとなった。
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