一関・平泉

暮らしの明かり 今昔 市民俗資料館企画展 たき火から電灯まで 器具の変遷資料で紹介【一関】

一関市民俗資料館で開かれている企画展「ともしび~暮らしのなかの明かりたち~」

 一関市大東町渋民の市民俗資料館(佐藤信彦館長)で、2024年度第1回企画展「ともしび~暮らしのなかの明かりたち~」が開かれている。平安から昭和の時代にかけて使われたさまざまな明かり、照明器具を展示し、人々の暮らしを照らした道具の変遷を紹介している。9月16日まで。

 展示解説によると、かつて人間の暮らしを照らしたのはたき火の明かりだったが、やがてたいまつが登場し草や木、動植物に由来する油が燃料として使われるようになった。江戸時代にろうそくを光源とした道具が作られるようになり、明治時代以降は石油ランプやガス灯が普及。白熱電灯の発明によって電灯が明かりの主役になったという。

 企画展では、コーナーを▽草や木▽油▽ろうそく▽石油ランプ▽ガス灯▽電灯―の六つの「ともしび」に分け、各時代に使われた明かりや照明器具、「土蜘蛛(くも)草紙」「東海道四谷怪談」など明かりが描かれた絵図などのパネルを含む28件、36点を展示。

momottoメモ

同館の開館時間は午前9時から午後5時(入館は4時30分)まで。月曜日休館(祝日・振替休日の場合はその翌日)。入館無料。企画展や講演会に関する問い合わせは同館=0191(75)2020=まで。

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