北上・西和賀

無病息災願い きょう七草 セリ収穫忙しく 北上・下江釣子

青々と育ったセリを収穫する菊池さん

 7日は「人日の節句」。「七草の節句」ともいわれ、一年の無病息災を願って、邪気を払うとされる「春の七草」を入れたかゆを食べる習わしがある。北上市下江釣子地区では七草の一つ、セリの収穫に農家が精を出している。

 春の七草は、セリ、ナズナ、ゴギョウ、ハコベラ、ホトケノザ、スズナ、スズシロの7種の野草・野菜を指す。七草がゆは、年末年始に食べ過ぎて疲れた胃と腸をいたわる意味もあるという。

 同地区では、豊富な湧き水を利用して古くから「江釣子せり」の栽培が行われてきた。菊池寿幸さん(72)方では今季、昨年9月に苗を植え、12月に収穫作業を開始。青々と育ったセリが広さ約2・5アールの圃場(ほじょう)を覆っており、今月6日は菊池さんが長さ35~40センチに伸びたセリを優しく掘り出し、近くのビニールハウスで選別に当たった。

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