最先端研究どう説明 JSTゲノム倫理研 市民の理解得るには 一関高専生と課題検討
一関工業高等専門学校(一関市萩荘)で、科学技術振興機構(JST)ゲノム倫理研究会によるケーススタディ2024・市民ワークショップ(WS)が行われた。遺伝子操作に関する研究をテーマに、一般市民に理解してもらうため研究の内容や意義をいかに分かりやすく伝えられるかについて学生と研究者らが4カ月にわたって検討。学生にとっては最先端の研究に触れ、研究者にとっても市民の率直な疑問などを知る貴重な機会となった。
JSTは、研究を進める上で倫理的・法制度的・社会的課題(ELSI)解決に向けた活動を進めている。今回は、九州大大学院工学研究院の山西陽子教授によるプロジェクト「電界誘起気泡およびDNAナノ粒子結晶による長鎖DNAの導入・操作技術の研究」を対象に、研究当事者とELSI研究者、市民の3者で議論することに。市民の参加者を模索していたところ、多様な専攻がある一関高専に打診し快諾を得た。
WSは、2024年10月30日に開かれた初回にプロジェクトに対する市民(学生)による意見が出され、同12月26日にはその意見に対する研究者からの反応を共有。今年2月28日の最終回でまとめが行われた。
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