移動 観光利便向上　来月から運行変更　予約乗合とコミュニティ　花巻・バス

　花巻市は、大迫・石鳥谷・東和地域予約乗合バスとコミュニティバス大迫・花巻線の運行内容を４月から変更する。予約乗合バスは運行日を週３日から週５日に、コミュニティバスは六つのバス停を新設して「いわて花巻空港」を経由するルートに拡大し、通院や買い物など市民の日常生活の移動手段や観光客の利便性向上を図る。

　市によると、現行で月・水・金曜または火・木・金曜の週３日、午前８時～午後５時のフリー運行としている大迫・石鳥谷・東和地域予約乗合バスについては、来月１日から月―金曜の週５日とし、多くの人に効率よく利用してもらうために時間の目安を決めた定時運行とする。

　１日１２便で、自宅付近の公道から指定乗降場所までの往路は出発時間が午前８時２０分、同９時２０分、同１０時３０分、同１１時４５分、午後２時、同３時の６便、市街地から自宅付近の公道までの復路は出発時間が午前１０時、同１１時１５分、午後１時１５分、同２時３０分、同３時３０分、同４時１５分の６便。

　また、燃料費の高騰を考慮し、利用料金も併せて変更。現行の１乗車４００円（小学生や障がい手帳保持者は１５０円）から１乗車６００円（同３００円）に値上げする。

　一方、コミュニティバス大迫・花巻線については、２次交通の利便性を高めるため「いわて花巻空港」を経由するルートに変更。バス停は▽田力▽田力上公民館前▽葛諏訪神社▽上の山城跡▽葛▽いわて花巻空港前―の６カ所を新設する。これにより、バスでいわて花巻空港、花巻駅、新花巻駅が行き来できるようになる。

　経路変更に伴い、運行時刻が変更になるが、平日４往復（８便）、土日２往復（４便）の運行便数に変更はない。