チーズ業界 頂へ 県産生乳使用、目指すブランド化 西和賀に工房誕生
西和賀町初となるチーズ工房「星の丘チーズ」(同町左草、高橋輝彦代表取締役社長)が誕生した。県産生乳を使ったこだわりのチーズで、県内で試食販売会を開催し、自慢の商品を消費者にPRしている。6月14日からは町内の道の駅錦秋湖などで通常販売する計画で、従業員一丸となってチーズ業界の一番星を目指す。
同工房は2023年11月に設立。ロシア料理を提供するトロイカ(北上市上江釣子)のチーズケーキに使用するクリームチーズの生産を請け負っていた。
24年11月から一般向けのオリジナル商品の開発に着手。高橋社長(58)自らトロイカで研修し、約3カ月間チーズ作りのノウハウを学んだ。現在は製造担当3人で作業に当たる。
26日現在で取り扱っているのはクリームチーズ(税込み1296円)、丸モッツァレラチーズ(同1620円)、ストリングチーズ(同540円)、ストリングチーズのはしっこ(同540円)。31日からはメキシコ発祥のオアハカチーズ(同1620円)も販売する。
金ケ崎町産の生乳、左草地区の豊かな水資源を使って作られているチーズは、塩分少なめなのが特徴で、素材の味が楽しめる。高橋社長は「癖がなく、乳製品が苦手な人でも食べやすい」と胸を張る。
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momottoメモ
31日、来月1日にはいわて生協ベルフ牧野林(滝沢市牧野林)で試食販売イベントを開催する。時間は午前10時から午後4時まで。来月14日以降は道の駅錦秋湖、結ハウス、湯夢プラザで販売し、ECサイト「にしわがのみせっこ」でも取り扱う。
問い合わせは同工房=0197(84)2369=へ。