一関・平泉

豊かな森と海 末永く 一関・室根 矢越山 700人参加し植樹祭

矢越山ひこばえの森で広葉樹の苗木を植える参加者

 第37回森は海の恋人植樹祭(室根町第12区自治会、NPO法人森は海の恋人主催)は1日、一関市室根町矢越の矢越山ひこばえの森で開かれた。全国から約700人が参加して広葉樹の苗を植え、長年活動を主導し4月に死去した畠山重篤さんの遺志を継ぎ、森と海をつなぐ環境保全の取り組みを続けていくことを誓った。【11面に関連

 植樹を通じて豊かな漁場をつくろうと、宮城県気仙沼湾のカキ養殖業者による「牡蠣(かき)の森を慕う会」の呼び掛けの下、1989年に同湾上流の室根山で始まった。旧室根村の住民も当初から参加し、現在は同自治会と同法人が主催となって矢越山ひこばえの森を会場に実施している。

 今回は両団体をはじめ、全国から活動に賛同する個人・団体が参加した。

 畠山さんに黙とうをささげた後、主催者があいさつに立ち、同自治会の岩渕一司会長が「この運動を、皆さんの力で絶やさないようにしていきたい」、同法人の畠山信理事長は「この地域の皆さんと、今後も活動を続けていきたい」と述べた。

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