水防工法 迅速に 花巻 北上川上流合同演習
大雨による被害が懸念される出水期に備え、北上川上流花巻地区合同水防演習(実行委主催)は1日、花巻市里川口町の北上川右岸・朝日橋下流河川敷で行われた。地区内の消防団員や来賓ら約400人が参加し、各種水防工法の実践などを通して地域防災に決意を新たにした。
水防関係者の士気高揚や技術向上、相互連携などを目的に花巻、北上、胆江、両磐、盛岡の流域5地区の持ち回りで行われ、花巻地区での実施は2019年度以来6年ぶりとなった。
統監の上田東一花巻市長は告辞で「大雨による危険性は年々増加し、防災、減災の取り組みや発災後の迅速な対応が求められる。培ってきた水防技術を発揮し、今後、一層強固な水防体制が構築されることを期待する」と呼び掛けた。
演習では同市消防団200人、遠野市消防団40人が3中隊を編成し、▽シート張り工法、Tマット工法▽月の輪工法、土のう作成搬送訓練▽積み土のう工法―にそれぞれ取り組んだ。
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