和太鼓の魅力体感 「鼓童」 東和小で交流公演【花巻】
花巻市東和町の市立東和小学校(小川口潤校長、児童287人)で10日、太鼓芸能集団「鼓童」による公演が開かれた。11人のメンバーが迫力ある太鼓演奏を披露したほか、体験ワークショップが行われ、児童たちが和太鼓の音や振動を体感し魅力に触れた。
鼓童は新潟県佐渡市を拠点に活動するプロの和太鼓集団。1981年に設立し、現在は約40人が在籍。日本を代表する太鼓演奏団として国内外で数多く公演をこなしながら、全国の小中高校などで交流公演を行っている。
同校での公演は、東和学童クラブ運営協議会(伊藤ケイ子会長)が同クラブ15周年を記念し、地域の子どもたちに和太鼓の生の演奏に触れて伝統文化や芸術に親しんでもらおうと地域貢献事業として企画。同校体育館には全校児童のほか、保護者や地域住民約60人が鑑賞に訪れた。
公演では鼓童メンバーが現代音楽の要素を取り入れた「族」を皮切りに「千里馬」「蒼き風」「三宅」「大太鼓」「結」の6曲を披露。児童たちはメンバーの軽快で巧みなばちさばきや、響き渡る重厚な太鼓の音色を存分に堪能した。
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