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鈴の音爽やかに 「チャグチャグ馬コ」見物客魅了【岩手】

鈴の音を響かせて練り歩くチャグチャグ馬コ=盛岡市材木町

 みちのくの初夏の風物詩「チャグチャグ馬コ」が14日、滝沢、盛岡両市で行われた。色鮮やかな装束をまとった約70頭が、鈴の音を爽やかに響かせながら練り歩き、沿道に詰め掛けた見物客を魅了した。

 田植えの準備で疲れた愛馬を癒やし、無病息災を祈るために神社を参詣したのが行事の由来。馬の装束に付けられた大小700個の鈴の音の響きから「チャグチャグ馬コ」と呼ばれている。

 今年は役員馬6頭を含む計68頭が参加。馬の守り神を祭る滝沢市の鬼越蒼前神社を出発し、絣(かすり)の着物姿の子どもたちを乗せて田園地帯や市街地を練り歩き、4時間余りをかけて盛岡市の盛岡八幡宮を目指した。

 同日は朝から雲に覆われる天気となったが、沿道にはきらびやかな行列を一目見ようと多くの見物客が詰め掛けた。このうち同市材木町の休憩場所では、見物客が馬コにニンジンを食べさせたり、馬コを背景に記念写真を撮ったりして楽しんだ。

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