奥州・金ケ崎

大谷描いたマンホール 水沢江刺駅に設置 MLBが企画【奥州】

除幕後に大谷選手のマンホールのふたの前で記念撮影に応じる倉成市長(右から2人目)ら関係者🄫2025MLB
JR水沢江刺駅西口に設置された大谷翔平選手モデルのマンホールのふた🄫2025MLB

 米大リーグ機構(MLB)は16日、奥州市出身でドジャースの大谷翔平選手(花巻東高出)を描いた特製マンホールのふたを同市水沢羽田町のJR水沢江刺駅西口に設置した。関係者による除幕式が行われた後に公開され、駆け付けたファンらが動画が見られる仕掛けになっているふたをスマートフォンで撮影し、大谷選手の今季の活躍を期待した。

 大リーグで活躍する日本人選手や日本にゆかりの選手の計12人をたたえるオリジナルデザインのマンホールのふたを各選手の出身地などに設置する企画で、各自治体の協力で実現した。

 公開初日となった同日は、大谷選手と盛岡市出身でエンゼルスの菊池雄星投手(花巻東高出)、陸前高田市出身でドジャースの佐々木朗希投手(大船渡高出)の古里にふたが設置された。

 このうち水沢江刺駅前で行われた除幕式には奥州市や同駅、地元振興会の関係者が出席。直径約70センチのふたにはドジャースのチームカラーの青をベースに、投打の「二刀流」に取り組む大谷選手が描かれ、「ベースボールは唯一無二。」とのメッセージが入った。漫画キャラクターのデザインなどを手掛ける小鈴キリカさん(茨城県出身)が制作した。

 あいさつした倉成淳市長は「大谷選手の二刀流や親しみやすさを視覚的に表現したアートなので、これからも多くの人が奥州に足を運んでくれるものと思う。この企画を通して当市の自然や歴史、文化を広く発信していきたい」と期待した。

 ふたには拡張現実(AR)技術が使われ、スマホなどでふたの横に設置されたプレートのQRコードを読み込むと、大谷選手の活躍を振り返る約30秒の動画が見られる。設置初日から大谷選手のファンらが訪れてふたの撮影や動画の視聴を楽しんだ。

 同市水沢の私設ファンクラブ代表菅野広宣さん(64)は「素晴らしいデザイン。今季は二刀流が復活するので応援にも熱が入る」、同市江刺の菊池洋光さん(56)は「きょうの初披露を楽しみにしていた。大谷選手を象徴するようなデザイン。昨季以上の活躍を期待している」と話していた。

 同日は、盛岡市の都南図書館に菊池投手、陸前高田市の観光施設・まちの縁側に佐々木投手のふたが設置された。残る9選手のふたは29日までに設置される予定。

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