一関・平泉

気分は平安貴族 花泉小児童 装束着衣体験【一関】

鏡の前で女子は女房装束、男子は烏帽子をそれぞれ着用した姿を確認する花泉小の児童

 一関市花泉町涌津の市立花泉小学校(門田徹校長、児童465人)で16日、琴演奏と平安装束の着衣体験が行われ、参加した児童が楽しみながら奈良、平安時代から続く日本文化の一端にふれた。

 同校の放課後子ども教室「めめててキッズ」の体験活動として企画され、同教室や放課後児童クラブを利用する児童37人が参加。琴演奏と平安装束の着衣を全員が交代で体験する形で進められた。

 琴演奏では同教室指導員でもある箏糸会の佐藤テル子代表らが奈良時代に中国から伝わった歴史や琴を扱う際の注意点などを説明後、童謡「チューリップ」を一通り演奏できるようになるまで練習した。

 平安装束は、平泉町の平泉文化遺産センターから借りたもので、女子には奥州藤原氏の全盛期と同じ12世紀当時の女性貴族が正装でまとっていた女房装束、男子には成人男性が和装礼服を着用する際にかぶる烏帽子(えぼし)をそれぞれ準備。めったに着る機会がないからと、女房装束に袖を通してみる男子児童もいた。

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