先進的な抑草技術理解 水田用ロボット実演見学 有機農業推進へ ステップアップ研修始まる【岩手】
県など主催の有機農業ステップアップ研修は16日、始まった。初回は北上、花巻両市で水稲に関わる有機農業の事例紹介や先進的な抑草技術の見学などが行われ、参加した農家をはじめとする農業関係者は機械を使った省力化などに理解を深めた。
県は環境に配慮した安全・安心な産地づくりや、人口減少、高齢化を背景に効率的なスマート農業技術の活用を推進している。ただ、水稲の有機栽培では機械による省力化が進んでおらず、特に除草作業が大きな負担となり面積拡大の課題となっている。技術への理解を深めてもらい有機農業を推進しようと、2025年度新たに研修事業を企画した。
同日はデータ駆動型農業推進事業現地技術交流会も同時開催され、生産者や市町村、JAなど県内の農業関係者約80人が参加した。北上市の県農業研究センターで研修と試験圃場(ほじょう)の見学、花巻市では圃場の見学と情報交換が行われた。
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