県内外
一関工、水沢工統合「変更せず」 新設工業高で佐藤教育長【岩手】
県教委の佐藤一男教育長は１８日の記者会見で、一関市と市議会、一関商工会議所から提出された県南地域に新設予定の工業高校に関する提案書について「項目ごとにどうするか、どう考えるかについてコメントはしないが、いずれも地域にとって必要な産業振興、人材育成の観点からの提案と受け止めている」と語った。ただ、県立高校再編計画後期計画策定時に決定した一関工、水沢工を統合することについて現時点で「変更は予定していない」とした。
工業高校の統合を巡っては、後期計画策定に伴う当初案で千厩・産業技術科を含む３校統合が検討されたが、地元の意向などを踏まえて一関工と水沢工の統合に修正、決定した経緯がある。
佐藤教育長は「現計画の策定の途上で、地元の意見により案が修正になり、原案の形となった。今年度、現計画を変更すること自体はないので、現計画策定以後、そういう意見が地元から出ているということで受け止めさせていただきたい」と述べた。
