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熱中症対策 徹底を 岩手労働局 昨年被災者129人

 岩手労働局がまとめた2024年の熱中症による労働災害の発生状況によると、被災者数(不休含む)は129人(前年比122人減)で、うち休業4日以上は12人(同13人減)となり、いずれも猛暑の影響で過去最多だった23年の半数近くに減少した。月別では7、8月に集中。同労働局では今年6月から事業者による職場での熱中症対策が義務付けられたことから、対策の徹底を要請している。

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岩手労働局では「ストップ!熱中症 クールワークキャンペーン」(5月1日~9月30日)を実施中。県内137の関係機関・団体を通じて熱中症予防の取り組みを要請し、暑さ指数(WBGT値)に応じた対策の徹底を求めている。

特にも6月1日施行の改正労働安全衛生規則では、一定の事業者に熱中症患者の報告体制の整備や熱中症の悪化を防止する措置の準備を行い、それぞれ作業従事者に対しての周知が義務付けられた。岩手労働局の白石好春局長は「これからどんどん暑くなり特に7月から8月にかけて熱中症が多く発生する。事業者だけでなく個々も熱中症対策をしっかりと取ってほしい」と話している。

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