一関・平泉

両種目金メダルを 五輪見据え意気込み スノーボード岩渕麗楽選手(一関出身) ビッグエア、スロープスタイル

ミラノ・コルティナ五輪の抱負を語る岩渕選手

 スノーボード女子で冬季五輪2大会連続出場の岩渕麗楽選手(23)=一関学院高―法政大、バートン=は23日、食事面でサポートを受ける一関市室根町の鶏肉生産加工販売業オヤマ(小山征男代表取締役)を訪れ、2024~25シーズンの活動を報告した。同社の室根工場で取材に応じ、世界選手権でメダルを獲得した今季の戦いぶりや、2026年2月のミラノ・コルティナ五輪に懸ける思いなどを語った。【11面に関連】

 同市出身のオリンピアンが同工場に到着すると、一気に歓迎ムードが漂った。車を降り、出入り口付近で来訪を心待ちにしていた従業員から「お帰り」「ようこそ」と言葉を掛けられ、笑顔で応えた。「地元の温かさを感じるのは、海外を転戦しているとなかなかないこと。帰ってきた時に地元の人にたくさん会えるのはすごくうれしい」

momottoメモ

今季は3月の世界選手権を含め「結果を残す」ことを強く意識。ワールドカップなどの国際大会に参戦する中、24年12月に両足首の骨挫傷を負った。足に不安を残すも自分に負けず、世界選手権のビッグエアで銀メダル、スロープスタイルで銅メダルを獲得した。

4年に1度の大舞台まで8カ月。今回の帰省でも、激励を受け、自分を応援してくれる人たちがいることを再確認した。「両種目表彰台に立ちたいと思っているが、表彰台に立つだけだと足りない。どちらも金メダルという気持ちで臨みたい」。世界一という結果へ、後悔のない一日一日を過ごす。

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