一関・平泉

史跡探訪 郷土に誇り 胤秀旧宅や貝鳥貝塚 花泉高地域史学【一関】

千葉胤秀旧宅を訪れ、和算家としての功績を残した胤秀について学ぶ花泉高の1年生

 県立花泉高校(橋本ゆかり校長、生徒94人)の2025年度花高魅力化プロジェクト(花プロ)地域史学は24日、一関市花泉町内で行われ、生徒が文化財に指定された史跡などを巡りながら地域の歴史や文化、先人の功績に理解を深めた。

 自分たちが暮らす地域について学びを深めることで郷土に誇りを持ち、次代に貢献する人材を育てようと同校1年生40人を対象に実施。県指定文化財の貝鳥貝塚(同町油島)や、ハナイズミモリウシと命名された旧石器時代の獣骨が出土した金森遺跡(同町花泉)、藩政時代打ち首の刑に処された百姓一揆の代表を義民として祭る千葉惣左エ門供養地蔵尊(同町老松)など9カ所をバスで巡った。

 このうち同町老松字佐野屋敷の千葉胤秀旧宅は、今年生誕250年を迎えた藩政時代の和算家・胤秀が1801(寛政13)年から27年間生活し、多くの門弟の教育に当たってきた建物。座敷・居間・台所・納戸が田の字形になった四間取り構造が特徴で、市指定有形文化財となっている。

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