奥州・金ケ崎

親善野球に中学生派遣 8月、米トーランスへ 奥州市、600万円目標にCF

米国トーランス市での親善野球大会に派遣される金ケ崎リトルシニアの選手

 奥州市などは、8月に米カリフォルニア州トーランス市で開かれる日米親善野球大会に向け、ふるさと納税を活用したクラウドファンディング(CF)を実施している。奥州市代表として中学生の硬式野球チームを米国に派遣するため、選手の滞在費用など600万円を目標に募り、専用サイト「ふるさとチョイス」で7月31日まで受け付けている。

 奥州市議会や奥州商工会議所、JA岩手ふるさと、JA江刺などでつくる市友好都市締結記念日米野球親善交流実行委員会(委員長・倉成淳市長)と、同市による初の試み。野球の交流に限らず、世界で活躍できる国際感覚を持った人材育成や地域産業の国際展開など、幅広い分野での交流促進につなげる狙い。

 派遣するのは、中学硬式野球チームの金ケ崎リトルシニア。団員34人のうち奥州市内の8人を含む2、3年生の選手20人と監督、コーチの3人。

 交流期間は8月5~14日で地元チームとの親善試合をはじめ、トーランス市長への表敬訪問、大リーグ試合観戦、ホームステイなどを予定する。

momottoメモ

トーランス市とは、奥州市出身の米大リーガー、大谷翔平選手(花巻東高出)がドジャースに移籍した際、奥州市に親書が届いたことで両市が協議を重ね、2024年10月に友好都市協定を締結した。野球大会は締結記念事業の一環。

金ケ崎リトルシニアは創設11年目で、大谷選手の父・徹さんが監督を務めている。

市ホームページにCF実施や派遣選手などを紹介している。

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