一関・平泉

記念入場券や弁当販売 大船渡線100周年 沿線スタンプラリーも 来月26日 ドラゴンレールフェス【一関】

ドラゴンレールフェスティバルで販売する限定弁当と配布する手作り御守・シールをPRするJR社員

 JR東日本盛岡支社は、7月26日の大船渡線(一ノ関―摺沢)開業100周年を記念したイベント「ドラゴンレールフェスティバル」を開催する。沿線でのデジタルスタンプラリー、一ノ関駅では記念入場券やオリジナル弁当の販売、手作り安全御守・キハ100系車両シールの配布などを計画。感謝の気持ちを伝え、沿線の魅力を再発見する機会にして、今後の利用促進につなげる。

 スタンプラリーは一関市観光協会との共同企画で、7月26日~12月21日に実施。駅スタンプアプリ「エキタグ」をダウンロードしたスマートフォンを、一ノ関駅や陸中松川駅など5駅と猊鼻(げいび)渓、石と賢治のミュージアムに設置されたNFCタグにかざしてスタンプを一定数集めると限定タグがもらえる。

 記念入場券は、一ノ関―摺沢間の8駅の硬券入場券8枚セットを限定300セット発売。1セット1200円(税込み)で、7月26日午前9時から販売する。同8時30分から一ノ関駅西口みどりの窓口前で整理券を配布する。

 安全御守・キハ100系車両シールのセットは、7月26、27日に乗車券類の金額と対象店舗での購入金額の合計が2200円(税込み)以上の人にプレゼント。JR社員の手作りで、各日100セットを同駅西口改札内で配布する。

 また、両日はJR一ノ関統括センター社員と一関修紅高校の生徒が、斎藤松月堂と協力して開発した「大船渡線開業100周年 大船渡線弁当」を一ノ関駅構内の3店舗で限定販売。餅やシイタケ、鶏肉、ワカメなど沿線の食材を使用し、一部は同校生徒がメニューを考案した。

 26日限定で実際の運転をリアルに再現できるシミュレーターを使った運転体験(有料、要事前申し込み)、時の太鼓顕彰会による和太鼓演奏もある。

 同支社一ノ関統括センターの柴田博之所長は「大船渡線を見直して利用する機会にし、100周年を地元と連携して盛り上げていきたい」と話している。

 大船渡線は1925(大正14)年7月26日に一ノ関―摺沢間で開業。29(昭和4)年までに宮城県の気仙沼駅まで延伸し、その後順次路線を延ばして35(昭和10)年に全線開通した。廃線となった気仙沼―盛間(現在は大船渡線BRTとして運行)を含む線形を竜に見立てて「ドラゴンレール」という愛称が付けられている。今年で開業100周年を迎えることから、JRをはじめ関係機関・団体では記念イベントを行っている。

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