深緑のブナ林 虹に癒やされ 女神山で山開き【西和賀】
西和賀町山開きは29日、女神山(956メートル)で行われた。県内外の登山愛好者や町民ら約30人が緑豊かなブナ林を歩き、滝の名所も訪れながらトレッキングに親しんだ。
登山口で行われた山開き式では、内記和彦町長が「登山道や登山口までの環境整備に努めている。西和賀の山々の豊かさを堪能し、魅力を発信してほしい」と呼び掛けた。
西和賀登山ガイドの会の駒ケ嶺能弘さん(80)が、安全な足の運び方や急斜面を登る姿勢などを助言しながら先導。参加者は木の根を利用しながら歩を進め、全員で登頂を喜び合った。下山時は途中で「降る滝」「白糸の滝」のどちらかを見る2コースに分かれ、それぞれ名所を楽しんだ。
このうち落差約50メートルの降る滝では虹が出現。参加者は滝つぼに近づいて涼んだり、雄大な景色を撮影したりして自然を満喫した。