恒久電気柵で作物守れ 県と農業団体連携 普及へ設置講習会 野生鳥獣に有効手段【花巻】
ツキノワグマなどの大型獣類による農業被害の防止に向け、県は「恒久電気柵」の普及を進めている。耐久性に優れて常設でき、省力的などの利点があり、花巻市内では農業団体と連携して設置講習会を開催。野生鳥獣から地域や農作物を守る有効な手段として、導入エリアを拡大しながら周知を図っている。
電流を流して動物の侵入を防ぐ電気柵には、ポリワイヤーによる簡易電気柵と、高張力鋼線を用いた恒久電気柵がある。簡易電気柵は、資材の劣化防止などのため通電しない期間は取り外さなければならないが、本県オリジナルの恒久電気柵は積雪時でも張力を緩めるだけで回収する必要がなく、管理がしやすい。一度取り付ければ10年以上使用できるといい、大規模な設置にも適している。
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