北上・西和賀

桑食害 実態把握へ 岩手大研究室 北上で実験区設定 防除対策検証 里山保全に活用

赤外線センサー付きカメラに記録された野生動物の画像をチェックする斎藤助教(左)と清水さん

 岩手大農学部の野生動物生態学研究室は2025年度、北上市内の桑園周辺に出没する野生動物の実態調査に乗り出した。生息する野生動物とそれに伴う食害について調査し、結果は野生動物の効果的な防除や桑園周辺の里山環境保全に生かす方針だ。

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同市更木地内の桑園では、野生動物によって新芽が食べられる被害が発生し、若木が育たないことが課題となっている。適切な野生動物の防除を行う必要があるが、食害の原因が分からなかったため同市の更木ふるさと興社が同大に相談。同研究室が、周辺に生息する野生動物を把握する調査・研究を行うことになった。

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