投球や守備 基本を練習 花巻東高野球教室 子どもたちへ助言
花巻東高校(小田島順造校長)主催の野球教室は7日、花巻市松園町の同校野球場で開かれた。硬式野球部の部員やOBが地域のスポーツ少年団に所属する子どもたちに、投球や守備といった基本的な動作を教えた。
子どもたち一人一人の競技力向上を図り、地域の野球人口の増加につなげようと初めて企画。同部の佐々木洋監督や3年生部員約30人と、OBの夏井大吉さん、千葉翔太さん、小原慎矢さんが講師を務め、花巻レジェンズ、矢沢野球スポ少、花巻西南JBC、東和野球スポ少から約60人が参加した。
全体練習では佐々木監督がキャッチボールの大切さを伝えた後、投げ方について指導。投げる方向に対して軸足を直角に置くことや、相手に自分の肩甲骨が見えるように投げることなどをアドバイスした。
子どもたちは投手、捕手、内野手、外野手のポジションに分かれて練習。このうち投手の練習では、小原さんが相手のグラブを目掛けて真っすぐ強く投げるよう指導し、子どもたちが投球練習を繰り返した。
ピッチャーゴロの練習や離れた的にボールを投げて当てる「ストラックアウト」にも挑戦した。
花巻レジェンズの菅野悠我君(市立花巻小学校6年)は「投げ方を見直してコントロールを整えることができた。ピッチャーとして自信を持って投げられるようにしたい」と話していた。
momottoメモ
子どもたち一人一人の競技力向上を図り、地域の野球人口の増加につなげようと初めて企画。同部の佐々木洋監督や3年生部員約30人、OBが講師を務めた。