「クマは身近な動物」 佐藤さん(北上)意識変え強調 とうわ野鳥の会講演会【花巻】
「とうわ野鳥の会」(斎藤秋雄代表)の自然講演会は19日、花巻市東和町の東和コミュニティセンターで開かれた。30年間にわたってツキノワグマを観察し、写真や映像に記録し続けている佐藤嘉宏さん(69)=北上市北鬼柳=が講師を務め、本県のクマの生態や被害に遭わないための対応などを伝えた。
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momottoメモ
人家や施設などへの出没が増加し、人身被害が増加している現状については「クマは山奥にいると考えられているが、街のすぐ近くでも生活し、冬眠もしている」と説明し、「身近な動物だと意識を変えなければならない。例えば毎朝家を出るときに辺りを確認したり、音を立てたりと、クマのことを考えて生活することが大切。ごみの出し方などについても、行政や専門家任せではなく、地域で考えて行動することが求められる」と呼び掛けた。