一関・平泉

一関遊水地 来年度 供用開始 岩手河川国道事務所 半世紀の事業完了へ

北上川沿いの小堤や水門、周囲堤などの整備を終えた第1遊水地。今年度は残る湛水池(手前部分)の掘削工事などが進められる

 国土交通省岩手河川国道事務所は、一関市と平泉町で整備を進めてきた一関遊水地について、2026年度に供用開始する方針を明らかにした。25年度末に遊水地として必要な機能の整備が完了する見通しとなったためで、150年に一度の規模を想定した北上川の氾濫や洪水から流域住民の生命と財産を守るべく、半世紀余りをかけて続けられてきた一大事業が大きな節目を迎える。

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