県内外

紙袋の中1000万円 匿名女性が県に寄付 震災復興役立てて【岩手】

 県は5日、東日本大震災からの復興に役立ててもらいたいと、匿名による現金1000万円の寄付があったと発表した。震災以降の匿名による寄付金としては最も高額となる。

 県によると、6月27日午後1時ごろ、県庁1階の出納局を60代後半の女性が訪れ、「震災復興のため役立ててもらいたい」と持参した紙袋を担当職員に手渡したという。

 職員が寄付の領収書を手渡そうとしたが、匿名を希望し急いでいるからとその場を立ち去った。その後、紙袋の中身を確認した職員が現金1000万円が入っていることに気付き、すぐに後を追い掛け女性を探したが見つからなかった。

 寄付者の意向に沿い、県が実施する「ふるさと岩手応援寄付(ふるさと納税)」の三陸沿岸振興やいわての学び希望基金などへの寄付金として活用する。県は「震災復興のために大事に使わせていただきたい」としている。

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