一関・平泉

アジサイ涼やか 西行桜の森 散策路周辺で見頃【平泉】

見頃を迎えたアジサイを楽しみながら西行桜の森を散策する人たち

 平泉町長島の西行桜の森の散策路周辺に群生するアジサイが見頃を迎え、訪れた人の目を楽しませている。梅雨の晴れ間となった8日は散策会が開かれ、散策路の緑陰に涼やかに咲くアジサイをめでながら山歩きを楽しんだ。

 西行桜の森の散策路周辺には約3000株のアジサイが群生する。1993年の木工芸館整備を機に当時の管理人がアジサイを植栽したのが始まりで、今では多くのアジサイが楽しめるスポットとして知られるようになった。

 「あじさい散歩」と銘打った同日の散策会には町内外から約40人が参加。森を管理する「ひらいずみ里山倶楽部」の山平勝夫さんらの案内で1時間半ほどかけて約2キロの散策路を歩いた。

 最高気温が34度を超える暑さの中、参加者は木陰で涼を取りながら、アジサイをはじめ季節の草花を観察したり、残雪を頂いた栗駒山と焼石岳、青々とした水田など展望台からの眺望を楽しんだりした。

 初めて訪れたという平泉小学校3年の岩渕歩大君(8)は「アジサイだけでなく景色もきれいだった」と満足げな表情を浮かべた。一関市花泉町の金野幸弘さん(72)、松子さん(69)夫妻は「株も立派で花も大きく見応えがある。でも満開のアジサイには酷な暑さですね」と気遣っていた。

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