一関・平泉

男女混合で全国切符 大東・興田スポ少バレー部 互いの持ち味存分に【一関】

全日本バレ―ボール小学生大会に出場する興田スポ少

 一関市大東町の興田スポーツ少年団バレーボール部は、第37回ファミリーマートカップ全日本バレーボール小学生大会(8月7~10日、東京都など)の男女混合の部に県代表として出場する。全国大会への出場は活動12年目にして初めて。村上快主将(興田小学校6年)は「県大会で優勝できとてもうれしい。全国でも自分たちの実力を発揮し、勝利してきたい」と語り、練習に打ち込んでいる。

 同スポ少は、興田小と猿沢小の男女児童10人で構成。6月24、25の両日、花巻市で開かれた県大会で初優勝し、全国大会の切符を手にした。

 所属児童の減少に伴い今年度から男女別の出場を取りやめ、男女混合チームを結成した。初めのうちこそ練習にもぎこちなさが目立ったが、伊東吉光監督は「もともと男子には攻撃力があり、女子にはレシーブでつなぐ力があった。混合チームを組むことで、互いの力を引き立てることにつながったようだ」とチーム力に自信を見せる。

 県大会でも女子の粘り強いレシーブが男子の攻撃へとつながり、勝利の決め手となった。セッターとして攻撃の起点を担う伊東茉菜さん(猿沢小6年)は「県大会ではレフトからの速攻がうまく決まった。全国でも打つ人に応えて球を上げたい」と意気込む。

 現在は興田小体育館で週2日の練習に励んでいる。伊東監督は「興田地区から球技の団体種目で全国大会に出場するのは、1980年の興田中学校男子バレー部以来のこと。一戦でも多く勝てるよう、スタッフ、保護者一同、選手を支えていきたい」と話している。

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