奥州・金ケ崎

学童保育所を新設 金ケ崎 関係者が安全祈願祭

金ケ崎学童保育所の完成予想図

 金ケ崎町は2017年度、金ケ崎小学校児童を対象に開設している金ケ崎学童保育所の新施設を同町西根南羽沢地内に整備する。同校東側に近接する町有地にホール4室などを備えた木造2階建ての建物を建設し、児童に放課後のより快適な利用環境を提供するとともに、将来的に見込まれる利用児童増加にも対応する。10日には現地で建設工事の安全祈願祭が行われた。18年2月末の完成を見込む。

 安全祈願祭には町や町議会、設計・工事関係者ら約40人が出席。髙橋由一町長らがくわ入れをするなどして工事の無事完成を祈った。髙橋町長は「工事が安全に滞りなく行われ、来年4月からは新しい形でスタートし、教育活動の中枢、拠点として(学校などとの)一連の連携の下で進められることを願う」とあいさつした。

 町子育て支援課によると、現在の金ケ崎学童保育所は町福祉センター(同町西根)内の一部を町社会福祉協議会から借り受けて運営し、同校1~6年生のうち128人が利用している。今後の学童保育所利用増加が想定される中で、子育て環境の充実化を図ることなどを目指し、新たに施設を建設する。建設工事契約額は、1億3716万円。

 建物は同校と道路を挟んだ東側の町有地(敷地面積約1567平方メートル)に位置し、木造2階建て、延べ床面積582・71平方メートル。各階にエアコンを配備したホール2室と多目的トイレのほか、1階に休養室、2階に多目的スペースなどを設ける。

 ホール間は可動壁として、部屋を広く使った遊びへの活用にも対応。屋外には20台分の駐車場などを整備する。

 定員は160人。施設規模としては最大180人まで受け入れできる。順調に工事が進めば来年4月の開所を見込んでいる。

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