「KitaComing!北上市」 ロゴマーク決まる 都市ブランドメッセージ アジサイをイメージ
北上市が市民らを対象に実施した都市ブランドメッセージ「KitaComing!北上市」のロゴマーク総選挙の開票結果が17日、発表された。アジサイの花をイメージしたデザインが最多得票となり、ロゴマークに決定。今後、職員をはじめ市民、各地域、団体で活用し、シティプロモーションの本格推進に役立てる。【14面に関連】
ブランドメッセージはまちの理念や魅力、アイデンティティーを伝えるもの。市内各分野の青年で組織する「きたかみ都市ブランド推進市民会議」が議論し、市民投票で3月に決まった。
ロゴマークは3案に絞られ、市は93枚の投票用メッセージボードを用意。6月23日~7月7日に市役所や商業施設、各地区交流センターや中学、高校、専門学校などでお気に入りのマークにシールを貼ってもらい、WEB投票なども受け付けた。
17日、同市新穀町の市民交流プラザで開かれたきたかみ都市ブランド推進フォーラムで結果が発表された。投票総数は6421票で、アジサイの花は最多の2614票(支持率41%)を獲得した。
コンセプトは「あじさいの花のように咲き誇る、地域コミュニティ」。各地域が独自の資源を生かして咲き誇り、多彩な人や文化が調和する様子を表現。生徒、学生ら若い世代から支持を集めた。このほか、シンプルな文字の一つにドアを付けた作品が1498票(同23%)、リズミカルな文字とアイコンを組み合わせた作品は2309票(同36%)だった。
自ら掲げる「あじさい都市構想」をイメージするロゴマークに決まり、髙橋敏彦市長は「使いやすいと思った。各団体や企業、地域コミュニティでもぜひ使って情報発信してほしい」と期待した。
市はメッセージ、ロゴマークを職員の名刺や各種説明資料などに活用。デザインマニュアルを作り、市民や団体も使えるようにする。
「KitaComing!北上市~やっぱり、北上だよね。」は、来訪者を受け入れ、共に応援し合うまち【Com(e)】、いつも前に進み続けるまち【ing】を表現。ロゴマークも決まり、市は官民一体で北上の魅力を本格発信する。