奥州・金ケ崎

日本一見据え確実に 東北地区消防技術指導会・引揚救助 出場隊員が訓練査閲 【奥州・金ケ崎】

東北地区支部消防救助技術指導会を前に査閲で引揚救助の訓練を行った奥州金ケ崎行政事務組合消防本部の出場隊員

 第46回東北地区支部消防救助技術指導会(19日、宮城県)の引揚救助に、奥州金ケ崎行政事務組合消防本部のチームが出場する。18日には奥州市水沢区の水沢消防署で訓練査閲が行われ、隊員らが迅速、的確に一連の救助に取り組んだ。

 出場するのは大槻修也消防士長(同署金ケ崎分署)、鈴木裕喜消防副士長、村上翔太消防士、菅野文也消防士(以上水沢消防署)、小野寺佑消防士(同署前沢分署)の5人。同消防本部からの東北出場は2013年(障害突破)以来、引揚救助では10年以来となる。

 引揚救助は地下やマンホールでの救助を想定した内容で、2人が空気呼吸器を着装して塔上から7メートル降下。2人搬送で要救助者を運び出して塔上に救出し、隊員も脱出するまでの安全確実性と所要時間が評価される。

 査閲では阿部保之消防長らを前に、隊員が練習成果を発揮して着実に救出作業を進めた。阿部消防長は「130万県民の安全・安心を守る消防士の代表として臨んでほしい」と激励した。

 指導会は宮城県利府町の県総合運動公園(グランディ・21)で開かれ、新潟を含む7県から各3チームが出場。上位2チームに全国出場権が与えられる。チームリーダーの大槻消防士長は「安全性を重視し、今までやってきたことを確実に行い、日本一を目指したい」と意気込みを語った。

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