北上・西和賀

士気高く躍動 北上翔南高鬼剣舞部発表会

発表会で躍動感ある演舞を披露する北上翔南高校鬼剣舞部員

 県立北上翔南高校鬼剣舞部の発表会は17日、北上市文化交流センターさくらホールで開かれた。部員たちが躍動感あふれる演舞を見せ、8月の全国高校総合文化祭に向けて士気を高めた。

 同部は8月3日、宮城県名取市で開催される全国高文祭郷土芸能部門に4年連続で出場。大舞台を控え市民へのお披露目も兼ねた公演で、1000人以上が来場した。

 踊り手とはやし手合わせて部員82人全員が出演。「一番庭」でオープニングを飾り、「扇合せ」「三番庭の狂い」を披露。1年生26人は「刀剣舞の狂い」で、3カ月間の練習の成果を発表した。

 特別出演で雫石高校の上駒木野さんさ踊り、岩谷堂高校の鹿踊(ししおどり)、友情出演で北上翔南高校新体操部が花を添えた。

 最後に全国高総文祭で発表する「一番庭」「膳舞」などのほか、「八人加護」の力強い演舞で締め、来場者から大きな拍手を送られていた。

 大ホールも3階席まで埋まり、小原夏海部長(3年)は「こんなに来ていただき、すごくうれしい。全国に向け、みんなで楽しくいい踊りができた」と充実した表情。全国高総文祭では「岩手の元気と芸能の素晴らしさを伝えたい。(上位に入り東京)国立劇場で演舞できるよう頑張りたい」と決意を述べた。

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