北上・西和賀

「鬼剣舞、楽しい」 黒東小3年生が体験【北上】

鬼剣舞を体験する黒沢尻東小の3年生

 北上市中野町の黒沢尻東小学校(川村淳校長、児童740人)の3年生135人は19日、鬼剣舞を体験し、同市の民俗芸能と伝統文化に触れた。

 3年生の総合的な学習の時間で「北上の自慢」に鬼剣舞を挙げる児童が多かったことから、同市の代表的な民俗芸能について学ぶことになった。

 4日に同市二子町の二子鬼剣舞保存会の及川正男会長を講師に迎え、児童たちは鬼剣舞の振り付けや歴史などの説明を受けた。2回目の19日は八重樫嘉道庭元と及川会長、踊り手の瀬川武彦さんが同校を訪れた。

 児童たちは新聞紙で作った刀を手に、及川会長の指導を受けながら演目「刀剣舞の狂い」に挑戦した。藤戸禅君は「初めてで難しかった。いつかみんなと一緒に踊ってみたい」、渡辺真央さんは「たくさん振り付けがあり、難しかったけれど楽しかった」と話し、鬼剣舞を身近に感じていた。

 八重樫庭元は「みんな鬼剣舞に興味を持っているようで、短時間だが踊りを覚えるのが早い」と目を細めた。及川会長も「子供たちの覚えるのがとても早く、将来は北上の鬼剣舞を引っ張っていってほしい」と願っていた。

 同校では、学んだ成果を10月の学習発表会で披露することも計画している。

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