豆力士が名勝負 わんぱく相撲大会【北上】
北上市の江釣子小学校(髙橋憲一校長、児童671人)で20日、わんぱく相撲大会が開かれた。地域の要望で昨年久々に復活した行事。今年も豆力士の元気な取組で盛り上がった。
同校では1985年に屋根付きの土俵が整備され、94年まで地区対抗の相撲大会が開催された記録がある。その後別の競技に移り変わったとみられ、「せっかくの相撲場を活用してほしい」という声が寄せられていた。
これを受け、昨年に土俵を再整備。クラブ活動を利用して競技を教え、大会を再開した。
第2回の今年度は、希望した4~6年の児童52人が出場。男子は学年別、女子は統一のトーナメント戦に臨んだ。
まわしの代わりにベルトや帯を締め、張り手など危険な技を禁じるなど安全に配慮して実施。力技や土俵際の踏ん張りなど見応えのある勝負が相次ぎ、見守る友達や住民の大きな声援が響いた。
4年男子の部優勝の曽根大地君は「投げるのが面白い。力強くかっこいい競技」、女子優勝の下瀬川遙音さん(5年)も「去年は小結だったが、お母さんと練習し横綱になれた。負けても次は勝とうという気持ちになれる」と、国技の面白さに触れた様子だった。
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