盆ジュールで踊ろう 北上中小鳥崎さんさ 当日上映へ映像撮影
北上市黒沢尻の北上中学校で20日、「小鳥崎さんさ」のプロモーション映像の撮影が行われ、生徒がカメラを前に継承する踊りを優美に舞った。8月に市文化交流センターさくらホールで開かれるオリジナル盆踊り大会「さくら盆ジュール2017」で上映し、多くの人に踊りに参加してもらう。
小鳥崎さんさは先祖供養の踊りで、学区内の小鳥崎地区に伝承。生徒は総合的な学習の時間で習得し、女子が運動会の集団演技で披露している。市文化創造などが主催する「盆ジュール」には2016年に初出演した。
踊りの楽しさを広めるイベントの目的から、今年はプロモーション映像の制作・上映が企画され、北上コンピュータ・アカデミーの学生が動画編集の授業の一環で制作を進めている。
同日は希望した生徒約40人が舞を披露し、コンピュータ・ビジネス科2年の学生5人がカメラに収めた。撮影に当たった遠山智大さんは「踊りを多くの人に知ってもらうことで、伝統が長く続いてほしい」と語った。
さらに指導会も兼ね、生徒は創作舞踊団体幸の会(斎藤幸子会主)の手ほどきで踊りに磨きを掛けた。石澤愛理さん(3年)は「喜びや楽しさを表現できる踊り。来場者と一緒にきれいに踊りたい」と当日を楽しみにしていた。
「盆ジュール」は、来月12日午後5時から同市さくら通りの同ホールで開かれる。
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