一関・平泉

生産者の思い添えて 夏の一関ふるさと便 首都圏などへ発送

出発式で一関ふるさと便「夏の便」の須川高原りんどう、りんごジュース、とまとジュースをPRする小野寺部長(中央)と、いわて純情むすめ

 2017年度一関ふるさと便「夏の便」出発式は26日、一関市中里のJAいわて平泉西部営農振興センターで行われ、同JA管内の農家が丹精込めて生産したリンドウとリンゴ、トマトのジュースが首都圏などに発送された。

 同ふるさと便は、生産者と同JA、市で構成する実行委が都市と農村の交流を深め、産地の拡大とPRを図るために毎年夏と冬に実施している。

 式には関係者約30人が出席し、県産農畜産物をPRする「いわて純情むすめ」の古舘純奈さんと藤澤桃子さんも参加。実行委員会長の勝部修市長は「今年も一関、平泉地域の生産者の気持ちがぎっしり詰まったふるさと便を首都圏に届ける。情報発信に努め、多くの皆さんに愛されるようにしたい」とあいさつ。勝部市長と同JAの伊藤龍治代表理事専務、小野寺泰男花き部会りんどう専門部長がテープカットし、配送トラックに第1便を積み込んで送り出した。

 夏の便は▽須川高原りんどう▽ピンクりんどう▽複色青白りんどう▽りんごジュース▽とまとジュース-の5種類。実行委事務局の同JA園芸課によると、お盆前の8月9日ごろの発送注文が多く寄せられているという。

 小野寺部長はリンドウについて「昨年は開花が早過ぎ、お盆前には品切れ状態が続いて調達が大変だった。今年は昨年より10日ほど開花が遅く、お客さんにはちょうど良い頃に届けられるのではないか」と話していた。

 申し込み期間は来月31日まで。申し込み、問い合わせは同課=0191(23)9173=へ。

 

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