幻想的な水辺に歓声 市民団体が夏の演出【花巻】
花巻市の市民団体「ミズベリング花巻」(福田一馬代表)は、同市上町周辺で化学反応で光を放つケミカルライトを使ったイベントを試験的に実施した。市街地を流れる大堰川を「天の川」に見立てた幻想的な演出で市民らを魅了した。
福田代表ら5人がペットボトル100本にケミカルライトを1本ずつ入れて大堰川に放流。花巻観光協会直営店「まちなかビジターセンター」脇で流れをせき止めて回収し、ほのかに黄色や緑色などに光るファンタジックな雰囲気を確認した。
上町の宵宮に合わせての活動だったため、児童生徒や家族連れらが見学。ゆらゆらと水面を下る灯(あか)りに、あちこちから「きれい」、「すごい」と歓声が上がった。
福田代表は「公共空間の水辺を生かしたまちづくりイベントとして進められれば。安全に気を付け、来年は本格実施したい」と話していた。