一関・平泉

ざっつぁか踊ろう 平泉でフェス 県南の祭り楽しむ

まつりフェス!in平泉の会場で「水沢ざっつぁか」を踊る来場者

 平泉町の観自在王院跡で30日、県南地方の祭りや伝統芸能を集め、現代表現とのコラボレーションや来場者参加型の企画を加えたイベント「まつりフェス!in平泉」(同実行委主催)が開かれた。伝統的な踊りや郷土芸能などを見たり、実際に踊ったりして、多くの来場者が各地の祭りの魅力を味わった。

 江戸時代に一関藩内に時を告げ、一関夏まつり大巡行で知られる「時の太鼓」で開幕。1976年の日高火防祭(ひぶせまつり)で当時の42歳厄年連が披露した踊りを水沢市へ贈ったのを機に踊り継がれる「水沢ざっつぁか」、平泉町の達谷窟(たっこくのいわや)毘沙門堂の奉納神楽で江戸時代までは修験の舞として伝えられてきた達谷窟毘沙門神楽など県南地域の踊りや伝統芸能が次々と上演された。

 厄年連の創作踊り、ヒップホップダンスなどの演舞もあったほか、演目ごとに踊り方のワークショップを行い、来場者も踊りの輪に参加。3世代で訪れた奥州市水沢区の舟山弘志さん(34)は「まさに『祭り』の祭りで楽しかった。転勤もあって地元でありながら祭りを見る機会は少なく、どこか懐かしい感じがする」と祭りの良さを再認識していた。

 踊りを披露した平成29年度奥州水沢42歳厄年連飛龍陣(ひりゅうじん)副実行委員長の佐藤仁さん(41)は「他の市町村で披露する機会はなく、楽しんで踊れた。地域で生まれ育った25歳と42歳が集まって祭りを盛り上げる厄年連という風習も知ってほしい」と話していた。

 フェスは一関、奥州、平泉3市町から集まった20~30代の有志でつくるいわて県南アートプロジェクト(飯森千加代表)が、伝統の祭りを世代を超えて知ってほしいと地域発信型アートイベントとして企画。

 会場には県南地域の食を集めたフードエリアや伝統工芸が体験できるブースなども設けられ、飯森代表は「大勢の協力で開催できた。初めてのイベントだったが、多くの人に来てもらえてうれしい。これからも私たちならではの感性を生かしてこの地域を盛り上げていきたい」と話していた。

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