奥州・金ケ崎

心育む集団生活 水沢区内17会場で寺子屋【奥州】

水沢寺子屋で静かに手を合わせる子供たち=藤春院

 夏休みに合わせた奥州市水沢区恒例の体験交流事業「水沢寺子屋」(実行委主催)は、区内の寺社などで行われている。小学生が中高生リーダーのサポートを受け、地域の歴史学習やさまざまな遊びを体験。集団生活におけるルール、相手を思いやる気持ちを学んでいる。

 旧水沢市時代から続く水沢寺子屋は今年で37回目。7月26日から8月2日までの期間(連続2、3日間)、区内17の寺社と教会を会場に座禅や礼儀作法、茶道などを体験・学習するプログラムが用意される。

 31日には、同区黒石町の藤春院で1泊2日の寺子屋がスタート。黒石小学校を中心に、区外の小学校などから40人余りが参加した。

 開所式では全員で合掌し読経。▽あいさつは心を込めて元気よくする▽話は静かに聞く▽靴はきちんとそろえる-の三つの約束事を確認した。千葉直人君(黒石小2年)は「約束を守り、みんなと仲良くして楽しい寺子屋にする」と誓った。

 この日はスタンプラリーやスライム作り、花火などで交流。1日は早朝からの座禅や茶道などを体験する。藤春院の寺子屋実行委員長を務める後藤一也さんは「地元の名前の由来や歴史などを子供たちに知ってもらえる機会にしたい」と話していた。

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