北上・西和賀

砂浜でも長所しっかり ビーチバレージュニア男子 板垣、伊藤ペア(黒沢尻工高)全国へ【北上】

全日本ビーチバレーボールジュニア男子選手権に出場する黒沢尻工高の板垣選手(左)と伊藤選手

 県立黒沢尻工業高校バレーボール部3年の板垣圭介、伊藤洸太ペアは、4日に大阪府で開幕する第16回全日本ビーチバレーボールジュニア男子選手権に出場する。同部として初出場した県大会で優勝し、県代表の座を勝ち取った。

 同部の小林利勝監督は県バレーボール協会の強化委員長で、2019年の国民体育大会からビーチバレーが正式競技化となるのを前にノウハウを蓄積しようと、7月に陸前高田市で開かれた同選手権県予選に3年生10人を出場させた。

 県予選では、伊藤選手がインフルエンザから回復したばかりで本調子ではなかったが、返球に時間をかけて自分たちのペースに持ち込み、トーナメント4戦を勝ち抜いた。

 板垣選手はインドアではセッターで、相手の弱点や隙を突く試合運びが得意。全国に向けて「2人だけなのでむしろ隙を見つけやすいはず。相手の嫌がるプレーをしたい」と意気込む。伊藤選手は普段スパイカーを務め、安定したレシーブとコート内の状況を見極める能力を併せ持つ。「ビーチはコミュニケーションが重要。しっかり声を掛け合って1勝したい」と目標を掲げ、普段の練習後、2人でビーチの対策を練っている。

 全国大会には52ペアが出場。黒沢尻工ペアは予選リーグで三重県代表、大阪府第4代表との対戦が決まっている。小林監督は今季の全日本バレーボール高校選手権大会県予選も見据え、「基礎技術が抜きんでて何でもできる2人。不慣れだとは思うが、1勝して試合での成長をチームに還元してほしい」と期待している。

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