一関・平泉

稽古 気迫あふれ 大相撲東関部屋 東山合宿が始動【一関】

東関親方(右)の指導を受けながら激しくぶつかり合う力士たち

 一関市東山町で大相撲東関部屋の合宿が始まり、8日は土俵安全祈願祭と朝稽古が同町の松川市民センターで行われた。地域住民が見守る中、土俵上では力士が汗を流し、体を打ちつけ合う激しい音が響いた。

 同部屋の合宿は、旧東山町時代の1989年に首都圏在住の同町出身者の仲介で始まり、地元住民でつくる後援会が中心となって毎年受け入れている。29回目の今年は東関(元幕内潮丸)、振分(元小結高見盛)両親方をはじめ、力士と新弟子、床山、マネジャー合わせて14人が7日に来町した。

 安全祈願祭では、両親方や松川誠後援会長らが玉串をささげて稽古の安全を祈り、雨の降る中地域住民30人が見守った稽古では、「もっと下から押せ」「膝を曲げろ」と厳しい叱咤(しった)が飛び交う中、力士が気迫あふれるぶつかり合いを繰り広げていた。

 家族と訪れた佐藤優斗君(萩荘小学校6年)は「実際に目の前で稽古を見ると、力強くてびっくりする」と目を丸くしていた。

 東関親方は「東山の人たちには毎年温かく迎えていただき、ありがたい。本場所に向けて、しっかりとした体づくりに取り組みたい」と話していた。

 11日午前9時30分からは同センターで「大相撲東関フェスティバル」が開かれ、力士と子供らの力比べやちゃんこ振る舞い(先着100人)、餅まきなどが行われる。見学などの問い合わせは市役所東山支所産業経済課=0191(47)4525=まで。

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