一関・平泉

盆の宵に水晶の輝き 摺沢あんどん祭り開幕【一関】

盆の迎え火行事として大小350個のあんどんがともされた摺沢水晶あんどん祭り

 第31回摺沢水晶あんどん祭りは13日、一関市大東町摺沢地区で開幕した。商店街や民家の軒先に掲げられた六角形や四角形の絵入りあんどんに明かりがともされ、優しい光で盆の夜を彩っている。15日まで。

 同祭りは盆の迎え火に合わせ、地元商工関係者が商店街にあんどんを飾ったことを契機に1987年に始まった。実行委員会(宍戸貫市実行委員長)と摺沢地区商工振興会が主催している。

 初日は高建寺で法灯式を実施。花火を合図に、地区内約350個のあんどんと路上の夢灯(あか)り1000個に火がともされたほか、小僧姿の児童30人がちょうちんを手に行進し、家々に灯明を分けて歩いた。

 独特な六角形のあんどんは、摺沢の地名の由来にちなみ水晶をかたどったもの。今回は子供から一般まで200点余りの応募があり、美人画や仏絵、映画やアニメのキャラクターなどが並んだ。地区民が手掛けた長方形のあんどんも宵の街並みを幻想的に照らし出す。

 期間中は午後7~9時に点灯する。関連イベントとして、15日は四ツ角商店会による縁日を開催。小原書店とまつかわや駐車場を会場に、午後7時からオカリナサークル「ハピネス」によるコンサートや子供ゲーム大会、あんどん小唄踊り、抽選会などが行われる。

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