一関・平泉

声高らかに「乾杯」 全国地ビールフェス開幕【一関】

全国地ビールフェスティバルin一関が開幕し、「乾杯」の声が会場いっぱいに響き渡っている

 一関市の夏の恒例イベント「全国地ビールフェスティバルin一関」(実行委主催、岩手日日新聞社など後援)は18日夕、同市大手町の一関文化センター前広場で開幕した。20回の節目を迎えた今回は、過去最多となる国内外の100社の地ビールが勢ぞろい。初日から多くのビールファンが会場に詰め掛け、「乾杯」の声を掛け合いながら、コップいっぱいに注がれた地ビールを飲み干していた。

 同フェスは、地ビールの普及と一関地方のPRを図る目的で毎年開催。7月下旬から市内中心部の飲食店で「地ビールストリート」を開催するなど盛り上げを図ってきた。今回は42都道府県とドイツ、ベルギーから100社が参加。県内からはいわて蔵ビール(一関市)と銀河高原ビール(西和賀町)、さくらブルワリー(北上市)、夢花まき麦酒物語(花巻市)、遠野麦酒ZUMONA(遠野市)が参加している。

 前夜祭として開催された初日は、午後4時にスタート。各メーカーのブースのほか、枝豆や焼き鳥、フランクフルトなどのおつまみコーナーも登場した。食品ブースはこれまで地元の業者、地元の食材にこだわってきたが、20回を記念してご当地グルメでまちおこしに取り組む県内団体による「いわてまめコロどんハラミ定食同盟」が初出店し、まめぶ汁(久慈市)、いわてまち焼きうどん(岩手町)、北上コロッケ(北上市)、いちのせきハラミ焼(一関市)が提供された。

 会場には家族連れや仕事帰りのサラリーマンらビール党が連れ立って訪れ、初日からにぎわいを見せた。今回から導入された大型テントや、テーブルと椅子が一体化したビアテーブルセットも来場者から好評で、至る所から「乾杯」の声が響き渡った。初めて訪れたという仙台市の藤真梨子さん(37)、佐々木恵里さん(33)は「みんな楽しそうなのがいい。ビールの種類も多く、選ぶのに悩むことができるのもうれしい」と笑顔で各ビールメーカーのブースを回っていた。

 19日は午前11時から午後8時まで、最終日の20日は6時まで楽しめる。チケットは当日共通券400円、5枚つづり2000円。

▼フェス初日の様子

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