花巻
東京五輪へここから ボートアジア選手権日本代表 ３０日まで田瀬湖で強化合宿【花巻】
９月４日にタイで開幕するボートのアジア選手権に向け、日本代表選手が花巻市東和町の田瀬湖ボート場で強化合宿を行っている。25日には上田東一市長らが同ボート場を訪れ、選手らを激励し、活躍に期待を寄せた。
同日は上田市長のほか、県ボート協会の谷村邦久会長らが訪問。艇庫前に並んだ選手やスタッフに向け、上田市長は「このボート場は２０２０年東京五輪の最終合宿地に選定された。今回の合宿が東京五輪につながることを期待する。ボート競技の発展に田瀬湖ボート場が貢献できるとうれしい」と歓迎。谷村会長は「日本から世界に羽ばたく選手が多く輩出されることを期待する。頑張ってください」とエールを送った。
これに対して大林邦彦コーチは「２０００年のシドニー五輪の強化合宿から何度かお世話になっている。毎回、いい成績を納めることができ、験のいいコース。３年後の東京五輪、今回のアジア選手権でもいい成績を残したい」と意気込みを示した。
上田市長と谷村会長は選手一人ひとりとがっちり握手を交わし、それぞれの活躍を期待した。
大林コーチによると、同ボート場は水面が穏やかで安定しているため約６キロの長い距離をこぐことができるほか、涼しい気候も合宿地として適しているという。大林コーチは「合宿では選手間のコンビネーションの調整が重点で、練習は１００％予定通りメニューをこなしている。順調に進んでいる」と手応えを語る。
22日に始まった今回の強化合宿は30日までの日程で、選手16人とスタッフ５人の計21人が参加。選手らは、９月１日にタイへ移動し、同４日から８日までの同選手権に臨む。
同ボート場は、２０２０年東京五輪日本代表チームの事前合宿地に決まっており、今回の強化合宿は五輪事前合宿地の視察も兼ねて決まった。
