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農村活性化いかに 盛岡で県セミナー 一関、北上の事例紹介【岩手】

いわて農村コミュニティ活性化セミナーで事例紹介を行う「門崎ファーム」の藤江組合長

 「いわて農村コミュニティ活性化セミナー~多様なスタイルでいきいきと暮らせる農村の実現に向けて~」(県主催)は1日、盛岡市内で開かれ、県内の農業・地域づくり団体の関係者が基調講演や事例紹介を通じて農村の活性化に向けた取り組みについて学んだ。

 集落活動組織、水利組合などの代表、県や市町の担当者ら約90人が参加。事例紹介は北上市のNPO法人「あすの黒岩を築く会」の小田島光安事務局長と一関市の「門崎ファーム」の藤江修代表理事組合長が行い、地域の概要や団体の歴史、取り組みの現状や展望などをそれぞれ報告した。

 このうち、藤江組合長は同市川崎町門崎地区の水田で生産する「門崎めだか米」「門崎ホタル米」について、メダカの生息環境を完備した水田環境や肥料設計、乾燥、保存、包装のこだわりなどを説明。田植え会やメダカ観察会、収穫祭の開催、農村体験ツアーの実施といった地域住民や消費者を対象にした取り組み、販路拡大の状況なども紹介し、「メダカの繁殖には田んぼが一番いいので、メダカを繁殖させるために田んぼをやっている。そのようなこだわりも商品だと捉えている。今後ともとことんこだわりを持って米作りに携わっていきたい」と意欲を語った。

 2人の事例紹介に先立ち法政大の岡﨑昌之名誉教授が「活力ある農村コミュニティをめざして」と題して基調講演を行い、農山漁村集落の価値や農村コミュニティーを担う人財、地域再生のヒントなどを語った。

 本県の中山間地域は農地の約8割を占め、農家の約8割が居住。食料供給や県土保全、自然環境維持など多面的機能を有しているが、人口減少の度合いが大きく、高齢化も進んでおり、地域の活力の急激な低下が懸念されている。

 同セミナーは関係者が農村コミュニティーの活性化に向けた姿などを学ぼうと開いた。

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