競輪プロと多彩な触れ合い サテライト石鳥谷 講習会、水鉄砲選手権も【花巻】
本県のプロ競輪選手が協力する「岩手を元気に!競輪選手ふれあいイベント」は2日、花巻市石鳥谷町のサテライト石鳥谷で開かれた。水鉄砲選手権やタイムトライアルなど多彩なイベントが企画され、競輪ファンや親子連れらでにぎわった。
同市出身の佐藤友和選手ら本県登録選手10人と、ガールズケイリンの小林莉子選手(東京)が参加。選手が子供たちに自転車の乗り方を指導する講習会や、固定された自転車で250メートルをこぐスピードを計測するサイクルタイムトライアルが人気を集めたほか、選手と一緒に記念撮影する家族らも多く見られた。
2人一組の水鉄砲選手権大会には選手も助っ人として参加し、段ボールに身を潜めて的を狙ったり、子供たちと激しい撃ち合いを繰り広げたりして会場を沸かせた。ペダルをこいで機械を回す「自転車かき氷」など、売り上げを台風10号の被災地に寄付するチャリティー活動も行われた。
同市石鳥谷町の熊谷莉月ちゃん(6)は「自転車の練習を上手にできた。競輪選手はかっこ良かった」とにっこり。同市大迫町出身の藤原義晴選手(36)は「自転車の乗り方講習は選手が試行錯誤した方法で、乗れるようになる子もいてうれしい。サテライトがあることを多くの人に知ってもらいたいし、自転車競技を続けた先にある競輪選手という職業の道筋をつけるきっかけになれば」と話していた。
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